フェリーさんふらわあは現在布志市航路に就航している「さんふらわあ さつま」と「さんふらわあ きりしま」(1993年就航)のリプレイスとして、新造船2隻を2018年に就航させると発表しました。
2船の総トン数は13.500トン、全長は192m、旅客定員は709名(現 12.415トン、全長186m、定員782名)とひとまわり大きくなり、トラック換算にして16%と車両搭載能力を向上させ、2重反転プロペラの新型推進システムの採用により環境にも配慮した次世代船となる見込みです。

*画像:現在志布志航路に就航する「さんふらわあ きりしま」
旅客定員は減っていますが、近年のカーフェリー界のトレンドを意識し、現行船比で個室を2割増しとし、計94室へ。その個室で注目すべきはフェリーさんふらわあ初採用となる専用バルコニーを備えるスウィートで、ペットと船旅が楽しめる客室に加え、プライバシーに配慮したツーリストベッドの配置など当航路のサービス体制が一新されるものと期待されます。
大型化で注目なのはパブリックスペースの拡大。3層吹き抜けのエントランスや増席されるレストラン、面積が増える展望浴場と
さんふらわあならではのカジュアルクルーズが楽しめそうです。
またファンには今回の建造がジャパンマリンユナイテッド磯子工場となったことにも注目が集まりそうです。
新造船についての詳細はフェリーさんふらわあの
こちらのページをご覧ください。
2017年には同じさんふらわあブランドを展開する商船三井フェリーも現在の「さんふらわあ さっぽろ」「さんふらわあ ふらの」を代替する新造船を就航させる計画で、こちらも建造はジャパン マリンユナイテッド磯子工場と発表されています。
2017年から国内就航が相次ぐ新世代「さんふらわあ」の続報から目が離せそうにありません。
なお来年も今年竣工しましたオーシャン東九フェリーの「フェリーびさん」、小笠原海運の新「おがさわら丸」に「ははじま丸と」新造船ラッシュの1年となることが予想さています。