2012.12.30 Sun
コミケ会場に船で行く~東京都観光汽船「いりす」
コミックマーケットという名前なので、てっきりコミック(漫画やアニメ)関係の同人誌即売イベントなのかと思っていたのですが、ビックリするくらい様々なジャンルの同人誌があって驚いてしまいます。
乗り物関係のジャンルもあり、鉄道や航空機などに比べると数は少ないですが、もちろん船舶関係の同人誌を作成しているサークルさんもありました。海難審判のまとめと解説本、航海実習船の紹介本、利根川の渡船の解説本など、興味深い(ネタになりそうな)同人誌がたくさんありました。
さて、今回はコミケの会場となった東京ビッグサイトと日の出桟橋を結んでいる水上バスの航路を紹介したいと思います。
「水上バス」といえば、観光船として浅草と日の出桟橋を結んでいる隅田川クルーズやお台場と浅草を結んでいる「HIMIKO」や「HOTARUNA」が有名ですね。
隅田川航路は観光船としてのイメージが強いですが、渡船としての役割を果たしているのが、日の出桟橋-お台場海浜公園航路と今回紹介する、日の出桟橋-パレットタウン・東京ビッグサイト航路です。これらの航路は大きな災害などでレインボーブリッジが通行できないときなど、お台場地区と都心をつなぐ最後のルートとも注目されています。
実際、2006年にゆりかもめが車両故障で終日運休したときは、振替輸送のルートとなっていました。
日の出桟橋-パレットタウン、東京ビッグサイト航路に就航している東京都観光汽船の「いりす」です。
1階席と屋上に遊歩甲板を備える最大240人乗り、総トン数77トンの船です。
1階の船室は木材をふんだんに使ったあたたかな雰囲気で、両サイドに50名分のベンチが設置されています。船室後方にはお手洗いも設置されています。
遊歩甲板にも50名分のベンチが設置されています。
レインボーブリッジの横を通り、およそ30分ほどで日の出桟橋に到着します。
日の出桟橋とパレットタウン・東京ビッグサイト間の料金は400円とお手頃。
都内でちょっとクルーズを楽しみたいと言うときにおすすめな航路です。
byくまたか
| 乗船記 | 12:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑