昨年12月10日の記事で、内海造船瀬戸田工場で建造されているフェリー「ブルーマーメイド」進水の話題をお伝えしました。
この新造船「ブルーマーメイド」が、4月16日に函館=青森航路に就航することが津軽海峡フェリーより発表されました。

進水式の様子(写真提供:津軽海峡フェリー株式会社)
「ブルーマーメイド」は4月16日函館17:30発18便より運航を開始します。
進行方向の景色を眺めることができるリクライニングシートが備えられた「ビューシート」や、現在運航中の「ブルードルフィン」「びなす」「びるご」で好評の、愛犬とフェリー旅を満喫できる設備を拡充。従来船では対応できなかった大型犬も収容可能なプライベートドックルーム新たに設定されます。
個室の「スイート」や「コンフォート」も従来船より客室数を増やし、桟敷席となる「スタンダード」も従来より1人あたりの専有面積が1.3倍となり、よりゆったりと船旅を楽しむことができるようになるとのことです。
昨年就航した「大函丸」と同じく、災害時多目的船として活用できる設備を有し、災害時には陸上への給電や船内清水タンクの清水を供給することができ、船内には「救急室」やストレッチャーが収容可能なエレベーターが備えられています。
「ブルーマーメイド」の就航により、「びるご」が4月15日(火)青森14:20発→函館18:00着13便をもって、同航路から引退します。

引退する「びるご」(写真提供:津軽海峡フェリー株式会社)
実は、私が初めて乗ったフェリーが、今回引退する「びるご」なのです。
中学校の修学旅行の時に乗船して、陸奥湾を航行中にイルカを見たことを鮮明に覚えています。
現在、津軽海峡フェリーのホームページの「みんなの船旅ブログ」では、津軽海峡イルカ目撃情報が随時更新されています。
これは北海道大学鯨類研究会の調査員が同航路のフェリーに乗船し、生態調査をしているレポートなのですが、目撃情報だけではなく、イルカや鯨類の豆知識などの記事もあり、なかなか読み応えがあります。
新たに就航する「ブルーマーメイド」だけではなく、1990年の就航から24年間津軽海峡をつないできた「びるご」にもスポットを当てたいと思います。
byくまたか