2012年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年01月

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コミケ会場に船で行く~東京都観光汽船「いりす」

私事ですが、12月29日~31日に東京ビッグサイトで開催されているコミックマーケット(コミケ)83に行ってきました。
コミックマーケットという名前なので、てっきりコミック(漫画やアニメ)関係の同人誌即売イベントなのかと思っていたのですが、ビックリするくらい様々なジャンルの同人誌があって驚いてしまいます。
乗り物関係のジャンルもあり、鉄道や航空機などに比べると数は少ないですが、もちろん船舶関係の同人誌を作成しているサークルさんもありました。海難審判のまとめと解説本、航海実習船の紹介本、利根川の渡船の解説本など、興味深い(ネタになりそうな)同人誌がたくさんありました。

さて、今回はコミケの会場となった東京ビッグサイトと日の出桟橋を結んでいる水上バスの航路を紹介したいと思います。
「水上バス」といえば、観光船として浅草と日の出桟橋を結んでいる隅田川クルーズやお台場と浅草を結んでいる「HIMIKO」や「HOTARUNA」が有名ですね。
隅田川航路は観光船としてのイメージが強いですが、渡船としての役割を果たしているのが、日の出桟橋-お台場海浜公園航路と今回紹介する、日の出桟橋-パレットタウン・東京ビッグサイト航路です。これらの航路は大きな災害などでレインボーブリッジが通行できないときなど、お台場地区と都心をつなぐ最後のルートとも注目されています。
実際、2006年にゆりかもめが車両故障で終日運休したときは、振替輸送のルートとなっていました。

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日の出桟橋-パレットタウン、東京ビッグサイト航路に就航している東京都観光汽船の「いりす」です。
1階席と屋上に遊歩甲板を備える最大240人乗り、総トン数77トンの船です。

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1階の船室は木材をふんだんに使ったあたたかな雰囲気で、両サイドに50名分のベンチが設置されています。船室後方にはお手洗いも設置されています。

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遊歩甲板にも50名分のベンチが設置されています。
レインボーブリッジの横を通り、およそ30分ほどで日の出桟橋に到着します。
日の出桟橋とパレットタウン・東京ビッグサイト間の料金は400円とお手頃。
都内でちょっとクルーズを楽しみたいと言うときにおすすめな航路です。

byくまたか
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| 乗船記 | 12:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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”にっぽんの船旅10選” オーシャン東九フェリー

「にっぽん全国たのしい船旅」ブログのアクセス10万ヒットを祝して、始まった「にっぽんの船旅10選」くまたかがセレクトするのは東京と徳島・北九州をつなぐオーシャン東九フェリーです。

飛行機一筋だった私 くまたか が、船旅を始めるきっかけとなった航路です。
まさに、この航路に乗っていなければ今こうして「たの船」に記事を書いていることはなかったかもしれません(笑)
かつて、関東と九州を結ぶ航路は川崎~宮崎や久里浜~大分など、ほかにもたくさんありましたが、現在関東と九州を結ぶ航路は、オーシャン東九フェリーの東京-徳島-北九州航路と私が「たの船2012-2013」で取材した、マルエーフェリーの東京-志布志-名瀬-那覇航路の2つとなってしまいました。

オーシャン東九フェリーは東京を夕方に出発して翌日の午後に徳島着、翌々日の早朝に北九州新門司港に到着する、およそ34時間の船旅です。

この航路にはカジュアルフェリーの「おーしゃん のーす」「おーしゃん さうす」とスタンダードフェリーの「おーしゃん いーすと」「おーしゃん うえすと」の4姉妹が就航しています。

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おーしゃん のーす

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おーしゃん さうす

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おーしゃん いーすと

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おーしゃん うえすと

前回、「スイートルームの悦楽」担当の徳光氏が紹介した豪華なクルーズフェリーとは一転、この4姉妹は合理化されたカジュアルなフェリーです。

まず特徴的なのは、4船ともレストランの設備はなく、レストランの代わりに「フードスクエア」と呼ばれるフリースペースにて、自動販売機スタイルで食事が提供されます。
一般的な長距離フェリーでは、レストランや売店の営業時間が限られていますが、この船では24時間気兼ねすることなく利用することができます。
自動販売機の内容も充実しており、カップ麺だけではなく、冷凍食品のバリエーションも豊富、お菓子や飲み物まで様々です。

私が取材していた当時は、カジュアルフェリーには日本で唯一のお寿司の自動販売機が設置されており、これが航海の楽しみの一つでした。

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自動販売機で購入すると、中から真空パックで冷凍されたお寿司が出てきます。

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これを専用の電子レンジでチンすると、立派な生寿司のできあがりです。

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カジュアルフェリーはすべて2等寝台のモノクラス。カーテンで仕切られる2段ベッドが並ぶ客室ですが「オーシャンホール」「スカイルーム」「オーシャンプラザ」といった公室も充実しており、船内ではくつろぐスペースがたくさんあります。

お風呂もついていて24時間入浴することが可能でした。
まさに、それぞれのスタイルで自由に船旅を楽しむことができる、まさにカジュアルスタイルなフェリーなのです。

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おーしゃん さうす・のーす のオーシャンプラザ

私がこの航路を頻繁に利用していたのは、大学生の頃でしたので、船内では本を読んだり論文を書いたりしていました。
ほかの乗客の方々も本を読んだり、パソコンでDVDを見たり、絵を描いたり、みんながそれぞれのスタイルで船旅を楽しんでいる様子でした。

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おーしゃん うえすとのフォワードサロン

長距離航路で船旅をすると、ぽっかりと数十時間の空き時間ができるわけです。
地上にいるときには味わえない、この時間を有意義に楽しむのも船旅の醍醐味の一つだと思います。

この航路を乗っていたある日、印象的なエピソードがあります。
東京から北九州へ向かう便に乗船していたとき、ちょうど奄美大島付近に台風が接近していて、東京から西に向かうにつれて海況が悪化していく状況での航海でした。

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出航した日の夜、ちょうど浦賀水道航路を航行しているあたりでお風呂に入ったときは、湯船になみなみとお湯が注がれていました。
しかし翌朝、潮岬手前あたりを航行中にお風呂にいってみると・・・。

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お風呂の水が半分になっていました。しかも入浴中にもじゃぶじゃぶとこぼれていきます。
こんな貴重な体験をした航海もありました(笑)

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おーしゃん いーすと のメインエントランス

現在東京から九州へは新幹線や飛行機を利用すると数時間で到着してしまいますが、たまにはのんびり船旅をしてみるのはいかがでしょうか?

by くまたか

| 企画 | 19:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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”にっぽんの船旅10選” 太平洋フェリー 先代「いしかり」編

「にっぽん全国たのしい船旅」ブログ、10万ヒットを祝して、2007-2008年版から始まった連載企画「スイートルームの悦楽」担当の徳光康セレクトの船旅は…..定番ですが、ベタですが、やっぱり太平洋フェリーでしょう。

創刊号の「きそ」の取材に始まり、太平洋フェリーは本誌でも何度も取り上げています。国内長距離フェリー界で、キャビン、パブリックスペース、さらにスタッフのホスピタリティに至るまで常に高い評価を得ている太平洋フェリー。「スイートの悦楽」でも「きたかみ」と先代の「いしかり」のスイートルームを取り上げました。

その中から2009-2010年版で取り上げた先代「いしかり」の取材のオフショットをいくつかお届けします。

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取材したのは1月。当時まだ年末年始には小笠原クルーズで活躍していた「いしかり」の定期航路復帰第一便に乗船すべく新年早々に夜行バスで仙台へ。「いしかり」のほうも小笠原から戻ってそのまま仙台に回航されて仙台起こしで名古屋に向かう変則スケジュールでした。

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取材するのはスイートルーム。けれども普段とは異なる運航スケジュールゆえに意外な見所もたっぷりなのがこの航海の面白さでした。

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仙台港出港を前にした「いしかり」のデッキ、その向こうにはすでに僚船の「きたかみ」の姿。名古屋からこの日に仙台に到着する「きたかみ」は通常通りのスケジュールでの運航、対する「いしかり」は通常スケジュールよりも遅い16時仙台出港です。普段は福島沖で展開される僚船同士のすれ違い、この日は夕暮れの仙台港外での出会いになりました。

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出港するとすぐにディナータイム、そしてショータイムという船客を飽きさせない流れが太平洋フェリーのセールスポイント。この日のショータイムはヴァイオリンの高由美さん・・・ということは、ピアノを受け持つのはあのポニー東山先生??

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ポニー東山さんは太平洋フェリーのラウンジショーでは一番人気のアーチスト。ラウンジピアニストとしての実績もさることながら、その一方でカルチャースクールでカラオケ講座の講師を務めていたり,ユニークな経歴の持ち主です。高由美さんとのセッションも太平洋フェリーではすっかりお馴染み。「美女と野獣」なんて言われてますね。太平洋フェリーでのポニーさんのステージは船客を巻き込んだアットホームな雰囲気もまた魅力のひとつです。

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さてさて、仙台出港が夕暮れ時ということは、はい、この航路を利用したことがある人ならわかりますね。そうです、夜が空ける頃には海の向こうに富士山が!

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太平洋フェリーの通常のスケジュールは伊勢湾入航が午前8時前後です。船上から富士山を眺めることができるのは夏場のごく限られた時期だけ。それが3時間遅い出港になると船上からばっちり富士山!

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船上から眺める霊峰富士の堂々たる姿、それを海の向こうから眺める。この日は体感温度は氷点下に近い冷え込みだったにも関わらず、多くの船客が早朝からデッキに集まっていました。

このような変則的なスケジュール、太平洋フェリーの場合、年末年始やドック時期になる1月から2月にかけて配船の関係で何年かに一度ぽつんと生まれることがあります。

高い評価を得ているフェリーでちょっと違った船旅。人それぞれに楽しみ方を見つけることができる、そんな時間の余裕があるのも長距離フェリーならでは。そんなことを感じた取材旅。様々なイベントや食事の時間のリズム感がよくて飽きがこない仙台から名古屋への南航便は特にお薦めです。

「にっぽん全国たのしい船旅」2009-2010にて取材乗船 by Y.Tokumitsu

| 企画 | 19:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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”にっぽんの船旅10選” 石垣~与那国 「フェリーよなくに」編

「にっぽん全国たのしい船旅」ブログのアクセス10万件を祝して、今回から”にっぽんの船旅10選”として取材陣が厳選した全国各地の船の旅を紹介したいと思います。

さて、今回トップバッターで私が選んだのは最果ての船旅、「フェリーよなくに」の石垣~与那国航路です。

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ところで皆さんは船酔いは大丈夫ですか?船の揺れは得意ですか?
筆者もこれまで全国各地の船に乗り、荒れた青函海峡など、時に天気の悪い日も海を渡ってきましたが、この時は大変な取材だったととても記憶に残っています。

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取材日は曇り空のあいにくなお天気でしたが、海況を調べることもなく乗り場へ。乗船開始後、乗り慣れたお客さんでしょうか、我先にと寝台スペース(運賃はカーペットと同一)に入っていくことを不思議に感じながら、船は石垣港を出港。高速船も通う八重山の島々を見ながら、平穏な旅のスタート。ところが西表島に近付き、外洋に入る頃、船外の様子も一変、波風強くなってきました。揺れも結構なもので、カメラを構えるのにも一苦労。
画像では判りにくいですが、水平線の位置を確認してみて下さい・・

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ブリッジに大島船長(画像右)を訪ねました。船員さんにあれこれお話を伺いながら、船長にヤクルトをご馳走になります。そうして船首は時折波をかぶり、揺れはますます強くなり、限界を感じてきました。「帰りも乗るの?」との問いには「いえ飛行機で」と回答(ごめんなさい)。ブリッジを離れた後はカーペットに横たわり、天を向いて瞼を閉じ、島に着くのをひたすら待ち続けました。

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4時間半の船上の時間を過ごし、無事与那国島へ上陸。正直このときほど地上が待ち遠しいことはありませんでした。それでも船は揺れたけれど、温かい船員さんたちに迎えられ、到着後しばし楽しんだ島内観光で最果ての島を満喫したのは今でもいちばんの思い出です。

「にっぽん全国たのしい船旅」2009-2010にて取材乗船 by南海

| 企画 | 18:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ブログアクセス数 10万件突破しました!

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「にっぽん全国たのしい船旅」のブログは2008年の開設以来、このたび総アクセス数10万件を超えることが出来ました。日頃の皆様のご愛顧に感謝申し上げます。

「にっぽん全国たのしい船旅」は来年も2013-2014年版を発売予定で、春の訪れとともに、全国各地での取材がスタート。これからも長距離フェリーから離島航路、渡船からレストラン船に観光船、船で働く人たちまで全国津々浦々の船の旅を紹介していきます。

今回のアクセス数10万件突破を記念しまして、当ブログでは記念企画もお届けしたいと思います。どうぞお楽しみに!

画像は対馬の厳原港を目指す九州郵船「フェリーきずな」船上にて、2012年4月撮影

| お知らせ | 20:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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